オシャレなレストランやカフェの外壁、
内壁で味のあるデザインを目にした人も多いのではないでしょうか。
それは左官職人が仕上げた珪藻土や漆喰など塗り壁である可能性大です。
珪藻土や漆喰など自然のマテリアルを使った壁は、特別な温かみを感じられます。
▶︎左官職人の道具はコテ
左官職人の仕事内容は、漆喰や珪藻土などの塗料を使って壁を塗りあげていきます。
一般住宅や店舗のリフォームや大規模なリノベーションなどで使われることもあり、
主な道具はコテとなります。
コテのテクニックで職人の腕が分かるとも言われています。
コテの使い方は簡単に見えるようでとても難しく、
使いこなせるまでに長い年月を費やすと言われています。
一人前になれるまでは長い時間をかけることになるので、
左官職人になれた人は努力を重ねてきた証であると言えます。
▶︎見習いから始まり技術と知識を身につける
左官職人は、職人のもとで見習いになることから始まります。
最初の段階でいきなり自由にコテを使えるわけではなく、
職人になる上で大切な人間力や知識を身につけていきます。
さらに努力を重ねることで技術が身につき、立派な左官職人の道を歩んでいきます。
左官職人は壁をならす仕事というイメージが強いですが、
床やタイル仕上げも仕事の1つとなります。
また、依頼者の要望やイメージを聞き入れ希望に沿って作り上げていくためには
コミュニケーション能力も必要です。
依頼者のイメージを具現化し、要望にこたえることで仕事は完成します。
技術と同様にコミュニケーション能力が要と言えるでしょう。
▶︎漆喰と珪藻土
左官職人の壁ならしで代表的な素材が、漆喰と珪藻土です。
漆喰の原料は石灰で、耐久性が高く特有の温もりがあります。
素朴な雰囲気が魅力で、レストランなど飲食店の外壁や内壁でも多く取り入れられています。
珪藻土は水分に弱く汚れやすいのがマイナス点ですが、オシャレで洗練された印象です。
少しの老朽感が良い味わいになるのもこの素材の魅力と言えるでしょう。
▶︎まとめ
左官職人の主な道具はコテで、使いこなせるまでに長い年月を費やします。
まず見習いから始まり、努力を重ね技術と知識を身につけていくのが一般的です。
壁の素材は漆喰や珪藻土など自然素材が中心で、
漆喰は耐久性が高くナチュラルな風合いが魅力です。
珪藻土は水分に弱く汚れやすいデメリットがありますが、
洗練された印象があり多くの現場で取り入れられています。