住宅や建設物質を囲む塀は、住宅のプライバシーを守る役割りを果たしています。
中でもブロック積みはオーソドックスで一般住宅の塀として使用されてきました。
ブロック積みは安全性を重視している
ブロック塀は安全に関して厳しく、頑丈であることに重きをおいています。
崩壊することがあってはならないので、使われる資材や条例などに基づく設計、
構造、高さ、厚み、鉄筋の太さや間隔、位置、基礎の寸法などを規定されています。
ブロック積みで使われるブロックは、建築用コンクリートか、それに同等する資材を使用するのが一般的です。
もろい素材を使うと安全性の面で不安で、人々のケガが懸念されます。
危険を回避するために使われる資材は怠れません。
ブロック積みの高さや厚み
ブロック塀は建築基準法施工令で決められた高さがあります。
控え壁がない場合とある場合、普通の土が使用される場合と改良された土が使われる場合など、
条件によって異なるので確認しておかなければなりません。
控え壁とは風や地震で倒れないようにする壁のことをいいます。
塀の高さが1.2mを越えると長さ3.4m以内ごとに基礎と塀といっしょに鉄筋を入れて作られます。
厚みは高さが2m以内の場合10cm以上、2m以上の場合は15cm必要になります。
鉄筋は塀の高さ、空洞ブロック、化粧ブロックなどがあり、
控え壁の有無によりサイズが異なることを知っておきましょう。
ブロック積みを構造する鍵
ブロック積みをつくるための鍵を握るのが地盤とかさ木、透かしブロック、充填モルタルです。
地盤は塀の重量を支えるため、強度が高くなければなりません。
柔らかすぎると塀が本来の役割を果たせなくなってしまいます。
かさ木は雨水の影響を受けないために重要な存在です。
雨を防ぎブロック塀を保護します。
透かしブロックは立て筋を入れるくぼみのあるブロックを使用するのがポイントです。
充填モルタルは、ブロックとブロック、ブロックと鉄筋を組み立てる際に必要になります。
一体化させることで強度が高まり地震などの災害で衝撃を受けにくくして、崩壊を防ぎます。
また錆びにくくすることでも一役かっています。
ブロック積みは条例などに基づいて設計、構造され安全性を確保するために規定が設けられています。
高さや厚み、鉄筋の太さや位置など細かい決まりがあるのでそれに沿って構造しなければなりません。
また、控え壁のあるなしで高さや鉄筋のサイズにばらつきがあります。