湿式工法と乾式工法とは?
外壁の工事には「湿式工法」と「乾式工法」の2つの施工方法があります。
それぞれ工事の仕方や適した住宅が違い、同じ外壁の施工法ですがまったく異なる特性を持っています。
しかしあまり聞きなれない言葉ですし、「正直、どんな違いがあるかよく分からない」という方も多いはずです。
そこでこちらの記事では、湿式工法と乾式工法の違いを具体的に説明しながら、
どのような住宅にどちらの工法が合うかなどについてご紹介します。
工法や工事期間で違いを比較
まずは、湿式工法と乾式工法の工事内容の違いから説明して行きます。
湿式工法とは、モルタルや漆喰・土壁材などの塗り壁材を施工現場で水と混ぜて練り、
それを刷毛やコテなどで下地材の上から塗って仕上げていく工法です。
「材料が水を含んでいる=湿式」と覚えておいて下さい。
乾式工法とは、あらかじめ工場で規格に基づいて生産された建材を必要な分だけ施工現場に持ち込み、
それらを組み立てて貼り付けたり引っ掛けたりする手法で壁面の下地材の上から取り付けていく工法です。
こちらも、「材料が乾いている=乾式」と覚えるとわかりやすいでしょう。
湿式工法と乾式工法の大きな違いとして、まず「工事期間の長さ」が挙げられます。
一般的に、湿式工法のほうが工期は長くかかり、乾式工法は工期が短く済むとされています。
湿式工法の場合は工期の目安が特定しにくいのですが、
この理由は塗り壁材の乾燥・効果にかかる期間が天候や気温などの影響を受けやすいことにあり、
一般的には乾式工法よりも多くの日数がかかるとされています。
湿式工法の代表的な施工法「漆喰の塗り壁」を例にとると、
実際の施工期間は「1か月程度」としている実例が多くなっています。
しかしこれらも目安とすることは難しく、季節やそのときの外的環境などが工期に影響するため一口に
「○日程度を見ておけばよい」とは言い切れないのが現状です。
最近は、工期が短く、工期の目安が立てやすため乾式工法が増えてきているのが現状ですが、
大量生産ではなく、職人が作り上げる湿式工法ならではのデザイン性や素材が人気となってきています。
次回、湿式工法と乾式工法のそれぞれの特徴や
費用についてご紹介していきます。
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