左官の下地調整用材料のサンドモルタルとは 特徴と使用方法
サンドモルタルとはセメント、特殊骨材、混和剤などを適度に配合した左官材料の下地調整モルタルです。
ここではサンドモルタルの特徴と使用方法をご紹介します。
▶︎サンドモルタルとは
サンドモルタルはセメント、特殊骨材、接着剤、増粘剤、保水材などを調合したもので、左官用下塗りモルタルに用いる材料です。
特殊骨材には発泡プラスチック細粒、スチロールサンド、発泡ポリスチレンなど製品によってさまざまですが、発泡粒を使用しているので建物の断熱結露防止に効果があり、省エネルギー型の左官材料であると言えます。
また、砂モルタルに比べると約半分の軽量な素材で、建物の軽量化に役立ち、軽くて保水性、粘着性があるため、左官作業の効率もアップします。
工場プレミックス品で現場で調合する必要がないため、左官工事のスピード化が図れます。
▶︎サンドモルタルの施工方法
サンドモルタルの基本的な使用方法は以下となります。
1.下地処理
下地面のレイタンス、汚れ、油分等を十分に取り除きます。
2.練り混ぜ
既定の量の水を加え、モルタルミキサーまたはハンドミキサーを使用し、3分程度よく練り上げます。
3.塗り付け
よくコテ圧をかけてしごき塗りを行ったあと、追っかけで所定の厚さに塗り付けます。練り混ぜ後1時間以内に使用します。
4.養生
急速な乾燥を避けるため、施工後は夏は3日程度、冬は7日程度養生を行います。
5.水打ち
施工翌日に水打ちをします。
製品により使用方法が異なる部分もありますので、製品の使用方法を守って施工しましょう。
▶︎左官作業の下地調整の目的
下地調整は左官仕上げに必要な下地を作るために行います。
綺麗な仕上げをするためには下地調整剤選びは重要です。
左官における下地調整は、下地をモルタル塗りで平面にするなどの仕上げに適した処理のことを指します。
近年では安定した品質と作業効率のため、用途に合わせた下地調整用のプレミックスモルタルを使用することが多くなっています。
▶︎製品の施工マニュアルを読んで作業をしましょう
左官材料のサンドモルタルについてご紹介しました。
サンドモルタルはプレミックス品なので作業効率が良いだけでなく、軽いため建築物の軽量化も図れます。
施工の際は、メーカーのカタログや施工マニュアルをよく読み、適した材料、適した配合、丁寧な左官作業を行うことで綺麗な下地を作ることができ、綺麗な仕上げへとつながっていきます。
特に初めて使う製品は施工マニュアルをよく確認して作業をするようにしましょう。
岐阜の左官工事は、やまだ業務店にお任せ下さい。
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